承認欲求についてつらつらと

もしドラ」作者の人が(旧エヴァの)シンジ君が叫んでたようなのを日記に書いていて、そのエントリと反応がいくつかはてブで上がっていたのを読んだ。以下、読んだ順番。

ここまで読んで頭に浮かんだのが、切込隊長の記事に付けたブクマコメントに書いた、

ハックルの人は「はてな民」に認めてもらいたいんだな。いくら本が売れて別の世界の人に絶賛されても未だ「はてな民からの承認」は得られない。

http://b.hatena.ne.jp/kzhvsonic/20111020#bookmark-63866209

という感想だった。
誰しも「誰かに認められたい」という気持ちを持っている。この「誰か」ってのが非常に問題で。認めてほしい人に認めてもらえなければ承認欲求は満たされないんだな。
片思いのAちゃんに認めてほしかったのに認めてもらえない時は、好きでもないBちゃんに認めてもらってもうれしくないの。
「誰でもいいから僕を認めてよ」欲求は満たされるけど、「Aちゃんに認めてほしい」欲求は満たされない。それが、801ちゃんの人の言う虚無感につながるのかなあと。
でまあ、上の段落にある「Aちゃん」は一人の人間だけど、「はてな民」っていうのは単にはてなをヘビーに使ってる人たちを漠然とさす言葉でしかなく、そういう統合知性体があるわけじゃない。自分も含めはてなを使ってる人たちはそれぞれバラバラの意識を持ち、好き勝手にあれが好きこれが嫌いとやってる。だからひとまとめにしちゃいかんのだろうと思うし、仮にハックルの人が本気で「今、自分を認めてくれないはてな民」に認めてもらいたいと思ってあのエントリを書いてたのなら、それはとてもつらいことだなと思ったりする。